青森県の下北半島、むつ市の「むつグリーンホテル」で開催された生ビール祭り。
去年に続いて今年もライブ演奏をやってまいりました。
参加メンバーはKG、Mario、Paco、Kiko、Luis、ダンサーのRioちゃん、そしてもう一人。
ラーメン屋の店長でありながらギターの腕前とジプシールンバに対する熱きパッションは国内最上級とも言える下北半島のパコデルシア(パクってルシア?)ことAlbertoさんに今年もメンバーとして参加してもらいました。
ハプニングあり、笑いあり、涙ありの濃いぃむつ滞在となりました。
その様子をお届けします!
時間のない方はこちらのダイジェスト映像をご覧ください♪♪
青森への往路で発生したハプニング。KG置き去り事件(通称「アダタラ事変」)
メンバーそれぞれ青森を目指し、Pacoは電車で、KikoとRioちゃんは車で、会場のむつグリーンホテルに前日チェックイン。
残るMario(With息子)、KG、Luisは前日夜に車で出発、夜通し運転してライブ当日現地入りというプランで出発しました。
夜10時に横浜市の長津田を出発し、首都高、東北道と進み順調に青森を目指しておりました。
KGは後部座席でウイスキーやらビールやら枝豆やらイカやらをガサゴソしつつ、最初から運転する気ゼロ。まあそれは想定内です。
しかし事件は夜中の2時~3時あたりで発生。
福島県の郡山を過ぎたあたり、安達太良(アダタラ)というサービスエリアで休憩をし、MarioとLuisが運転を交代(夜中の2時近く)。
後部座席にはMarioの息子ちゃん(3歳)がグッスリ寝てて、その横でKGも静かに寝ておりました。その様子を確認してからMario、Luisが休憩を兼ねて一旦売店へ。飲み物を買って今度はLuisが運転席に。
夜中なので少し頭が朦朧としてましたが、そのまま出発。
先を急ごうと飛ばし気味にグイグイ進み、100kmほど進んで仙台に近づいたところでMarioの携帯になぜかRioちゃんから電話。
こんな時間に何事?とドキッとしながらMarioが携帯に出ると・・・
「えー!?マジ?」と声を上げ不意に後ろを振り返るMario。
「ほんとだ!いない!笑」
「KGさん、忘れてきちゃったよ!」と叫ぶMarioの声にLuisも振り返り「ありゃ!?ほんとだ!いない!笑」
なんと安達太良SAでKGがいつの間にかに降車しており、それに気づかずそのまま出発してしまったようです。
二人が売店に行ってるときにKGが起きて密かにトイレに出て、その間に車を出しちゃったというのが事の真相です。KGは車の中に携帯と財布を置き忘れてしまったけど、幸いにもポケットに小銭が幾らかあったので売店の人にむつグリーンホテルの電話番号を調べてもらい、公衆電話でホテルのフロントに電話→Rioちゃんの部屋につないでもらいMarioに連絡が行ったという流れでした。
仕方ないので仙台南ICで一旦高速を降り、来た道を100kmちょっと引き返して本宮ICで降り、また下り線に乗り直して安達太良SAへ。とき既に4時を過ぎておりました。
売店やレストランがある建物に入るとKGが泣きそうな顔をして待っていました!笑
まさか置いていかれるとは思わず、直接連絡する手段もなく、なんとかRioちゃんを経由して連絡が取れたから良かったです。
しかし100kmも走って全く気づかないMarioとLuisもテキトーというかなんというか。
途中で子供がぐずって後ろを振り返ったMarioでしたがKGの座席の方は見ず。Luisもたまにバックミラーを見てKGの姿がないのは分かってたけど、どうせ突っ伏して寝てるんだろなくらいにしか考えてませんでした。
まさか乗っていなかったなんて思わないわけです。思い込み、先入観とは恐ろしいものです。
しかしライブの出番直前にも平気でトイレとかに行って消えてしまうKG。普段からそういう感じなのでメンバーは皆それぞれ彼の行動をいちいち気に留めないようにしているのですが、今回はそれが裏目に出ました。
とにかく無事にKGを確保し、気を改めて再出発。うーん、安達太良往復で3時間近くのタイムロスです。ま、しかたないですね。
この時のLINEのやり取りも晒しておきます。
後でRioちゃんに聞いたところKGから連絡を受けたときは弱々しい子犬のような鳴き声になっていたという。
そしてホテルのスタッフも大慌て。メインヴォーカルが行方不明ということで一時騒然となったそうです。夜中なのにご迷惑おかけしました・・・
以上、アダタラ事変でした。
昼過ぎにグリーンホテル到着。メンバーとも合流。ライブの準備に取り掛かる
タイムロスがあったにも関わらず、午後2時近くになんとか会場のグリーンホテルに到着。先発組のメンバーとも合流。既にアダタラ事変はネタと化しており、みんな大笑いで再会しました。
いろいろとやりとりをさせてもらっていたホテル常務のNさんもとても心配していたようで、無事到着して一安心。そういえば去年も車で来たメンバーが連絡うまく行かず到着時間が分からずヤキモキさせてしまった。人騒がせなバンドで本当にスミマセンm(__)m
到着後休む間もなくすぐに会場の宴会ルームに入りセッティングやリハを行います。
ラーメン屋ギタリストのAlbertoさんとも久しぶりに再会。ギターの腕は相変わらずです。
今回はギターが5名ワイヤレス・システム利用、ヴォーカルKGもワイヤレスマイクを使用。
とにかく広い会場なのでサウンドチェックは念入りに行いました。
会場を練り歩いて演奏する場合はスピーカーからの出音とタイムラグが生じるので、なるべくメンバーは離れず固まって演奏することを心がけました。
↑ケーブルの不具合がありその場でハンダゴテで修理するMario
いよいよ本番。ステージ演奏+会場練り歩きでライブは大成功!
宴会ルームには300名近いお客様が入り、生ビールやお酒、料理などを楽しんでました。
だいぶ会場も温まってきたところでいよいよGGのライブスタート。
幕が開いて1曲目はAlbertoのソロギターで「Galaxia」。地元代表ということで声援も飛びお客さんも大盛り上がり。
今回はLuisのギターに小型カメラを設置していろいろと映像を撮ってみましたので御覧ください。
2曲目にノリの良い「Baila me」、そして3曲目はツカミの「Volare」。ビール祭りにはこの曲は欠かせません。
その他「情熱大陸」や「もらい泣きジプシーバージョン」などポピュラーソングを演奏。聞き覚えのある曲を演奏するとやはりウケがいいですね。
そして再びAlbertoのソロギターで「Faena」。渋いギターのバラードです。(途中から動画ON)
その後、ステージを下りて客席を回りながらお客さんの目の前で演奏。
ワイヤレス使用ならではの臨場感あるライブをお送りしました。
やっぱり遠くのステージを眺めるより、目の前でナマの音を聴いて見て感じてもらうことがジプシールンバの醍醐味でもあります。
男6人が奏でる熱々のギターに、Rioちゃんのダンスが華を添え、お客さんも一緒に手拍子や踊りを楽しんでもらいました。
その後再びステージに戻り、GGオリジナル曲の「Baila!」を演奏。手拍子が特徴的な曲です。
この曲はモニタースピーカーの下にカメラを置いてみました。
それからおなじみの「Inspiration」。Marioがソロギターを奏でます。
カメラをサイドモニターの上に移動して「Hotel California」
ここでカメラのバッテリー切れで映像終了。
最後はお客さんも一緒に楽しむGGオリジナル曲の「Vuela」。
アンコールも何度かいただき、最後にはパーカッションでN常務にも参加してもらい生ビール祭りのライブは大盛況のまま終了!
ご来場のお客様にも皆さん楽しんでいただけたことと思います。
閉演後は会場の外でCD即売会&サイン会を開催。
みなさんたくさん買っていただき感謝感激です。
Albertoさんも地元の知り合いに話しかけられたりしてました。
普段はラーメン屋で鍋を振り振りしてる姿しか知らない人も多く、彼の知られざる一面を目の当たりにしてビックリしているようでした!
↑CDを入れていた袋に穴が空いていたようで、ヘンゼルとグレーテルのパンくず状態のRioちゃん。気づかずに床に散らかしとった!笑
打ち上げではおいしい食事やアルコールドリンク類各種を頂きほっと一息。
色んな意味で長い一日でした。
↑打ち上げの最中にもギターを離さないAlberto。そしていろいろとテクニックを学ぶ人々。
翌日はむつ観光!恐山や釜臥山展望台、海自カレーなどを堪能
せっかくむつまで来たのだから、今回はみんなで観光しようということになり、N常務が運転&ツアーガイドを担当してくれました。ありがたい限りです!
最初に向かった先は恐山!
恐山冷水で喉を潤します。この水を飲むと寿命が延びるそうな。行きの車で寿命が縮む思いをしたのでこの水を飲んで元に戻しておきました。
恐山に近づくと硫黄の匂いが立ち込め、景色の雰囲気が変わってきます。
三途の川の手前で記念撮影。残念がら橋は老朽化で通れないようになってました。まだ渡るなということですね。
恐山の敷地内に入り、寺などを参拝します。
ピーカンの天気だったからまだしも、寒々しい小雨の日などはおどろおどろしい雰囲気に包まれる場所。
そして霊感の強い人は何か重苦しいものを感じてしまうそうです。
そんな中、本業の仕事の電話で大声で話すKG。
みんなが先へ進む中、電話に夢中のKG。そのまま置き去りにして行くことにしました。
そして遅れて気づいて慌てて追いついてくる。
こういうことがよくあるから誰も気にしなくなっちゃうわけです。
ところで、水子の霊を供養する石積みがたくさんあるエリアはとても不思議な場所。この世とあの世をつなぐ場所なのだろうか・・・
ちなみに昔から霊感が強いRioちゃんはこのエリアに入ることができませんでした。なにかいや~な雰囲気を感じ取ったそうです。ぞぞぞ・・・
霊感家系というPacoさんもいつもと違うテンション?この場所はやっぱり普通じゃないみたいですね~
<余談>
この日の夜にKGが寝ていたときに夢の中にイタコが現れ、「出てけー!!」と叫ばれて目が覚めたら金縛りにあったそうです。
何かに取り憑かれそうになったところを何かが防いでくれたのか・・・ゾワゾワ・・・。
恐山のあとの気分転換に釜臥山展望台というところに連れて行ってもらいました。
山の上にレーダーがあるのですが、これは近隣諸国からの飛行物体をいち早く察知するのに重要な役目を果たしているのだとか。
Nさんの詳しい説明でいろいろ勉強になりました。
お昼時になったので大湊の方まで下りていってランチタイム。
海上自衛隊の船が停泊しており、その中の一つ、護衛艦ハマギリの中で作られているというカレーを再現した定食(大湊海自カレー)を頂きました!まろやかでおいしかったー!
このあとPacoさんが次の予定のため先に帰還。大湊駅から列車で帰っていきました。お疲れ様です~
その後、海上自衛隊の資料館を見学。いろいろと詳しい説明を聞きながら近代歴史のお勉強。
このあとKikoとRioちゃんが離脱。奥入瀬を見てから東京に戻るのだとか。おつかれさん~!
一通り観光を楽しんでKGとLuisはホテルに戻る。
ちなみにMarioと子供ちゃんは本州最北端の大間まで行ってマグロ丼を食べ、その後になんとフェリーで函館を往復したのだとか。大間から函館までフェリーで片道90分。函館の滞在時間は30分だけ。子供も船酔いすることなく楽しめたようです。
夜はAlberto友人の飲み屋で飛び込み営業!即席ミニライブ決行
ホテルに戻ったKG、Luis、そしてMario。
金曜日はお店がTQBというAlbertoもホテルで合流。
夜はどうしようかと話してたところAlbertoの友人が飲み屋をやっていて、そこで即席のミニライブをやらせてもらうことが急遽決定。
夜、Albertoさんのお店「Mi Casa亭」にて店長自慢のラーメンを頂き、パワーをつけてから友人の飲み屋へGO!
金曜日はTQB!テイキュービー
そしてAlberto友人のお店「田舎Dining酒蘭」にて。
地元のお客さんや団体さんもいて盛り上がってました。
一息ついてからさっそく演奏開始。
生演奏で何曲かお送りしました!
初めて聞くような音楽だったと思うけど楽しんでもらえたかと思います。
最後に楽しくライブができて満足の行く夜となりました。
翌朝、むつを後にし、東京へと向かいます。
N常務にホテルの前で見送ってもらい、また800kmの長い道のりをたどります。
<帰途の余談>
途中休憩したパーキングでの出来事。
同じ車種の同じ色をした車が止まっており、お約束のごとくKGが乗り込もうとして「あれっ?おっかしぃな~!?」という動作をしているのを遠くから目撃。また置き去りにされたと思ったのかもしれませんね。笑!
彼の天然は筋金入りですw
そんなこんなで無事に関東へ帰還。
短い間だったけどライブもむつ観光も楽しめた貴重な3日間でした!