7/15~17の連休はバンドで東北へ遠征に行ってまいりました。
その様子をレポートしたいと思います。
LuisとKGは前乗りでむつに到着。ラーメン屋でのセッションに明け暮れる
今回の東北ツアーは青森県のむつにあるグリーンホテル主催のイベント「生ビール祭り」での演奏、そして宮城県女川町で開催されるフラメンコイベント「Baila Onagawa」出演がメインでした。
まずはむつでのイベント準備のため、Luisは2日前、KGは1日前に前のめりで青森INしました。
↑下北駅に着いたときは冷たい雨が降っておりました・・・
むつでは凄腕ギタリストでもありラーメン屋の店主でもある江刺家さん(通称 Albertoさん)がいろいろと手配を進めてくれました。
彼とはGipsy Groogeも長い付き合いで、10年ほど前に上京していた際にバンドメンバーとして一緒に活動していた時期もありました。
現在はむつでラーメン屋を営みながら、再び一緒に演奏できるような機会を探っていました。
そしてご縁があってグリーンホテルのイベント出演が決まり、いよいよ本番の日を迎えたわけです。
↑今回のイベントのチラシ。町のあちこちに貼られていました!
本番2日前に到着したLuisですが、ここ数年毎年プライベートでむつを訪れてはAlbertoさんのラーメン屋「みかさ亭」でギターのセッションに明け暮れておりました。
今回も同じようにラーメン屋でセッションして時が過ぎてしまいました。
KGが到着してもだいたいやることは同じで、Albertoさんのオリジナル曲や未開拓のジプシーキングスの歌練習など楽しんでました。
なかなか会えないギター仲間でもあるので、こうした時間はとても貴重です。
↑ラーメン屋でのセッション、というかAlbertoさんの演奏に聞きほれるKGの図
MarioとRioも無事合流。本番前のひととき
本番当日、今回のイベントに参加するMarioとダンサーのRioが到着する予定でしたが、何時に到着するのか分からない状況でした。
会場の音響設備に接続するため、ミキサーなどを持参するMarioが何時に来るのか、来ないのか、イベントを取り仕切っていたホテルの常務さんに心配かけました。
「ジプシーなんで、何時に来るのかちょっと分かりません・・・」
という説明をしたので、さらに不安にさせてしまったかも。。。
しかしそんな心配も昼過ぎに車で無事に到着した2人の姿を見て吹き飛びました。
今回Marioは事情があってお子さん連れで、東京から青森まで車でやってきました。ごくろうさまです。
Rioちゃんは旅行も兼ねて既に青森入りしていたので、途中の三沢あたりでピックアップしてきたようです。
↑無事にホテルにたどり着いたMario&息子ちゃん、そしてRioちゃん
すぐに会場のサウンドチェックやリハーサルなどを行い、無事に音が出ることを確認しました。
思った以上に広い会場で、年季の入った味のある宴会ホールのような雰囲気です。
ここに約250名ほどのお客様が来られるとのこと。本番が楽しみです!
↑奥行50m以上はあろうかと思われる会場。
控室では今回のために特別に作成したCDアルバムのジャケット封入作業を行いました。
本当は正式版のニューアルバムがリリースされている予定だったのですが、どうしても間に合わず。
前回のアルバム「El Camino」の全曲+ニューアルバムに収録される予定の4曲を追加した特別版です。限定100枚なので、ある意味レアかもしれません。
↑これが限定版特別アルバム「Sera Sera」。かなりレアですよ~
コンビニプリントでジャケットを印刷してきて、カッターで切断して折り込み、CDケースに封入。
本番前の限られた時間でなんとか100枚分仕上がりました。
↑せっせとジャケット封入作業にいそしむ。
本番スタート!本領発揮した練り歩き演奏
18:30にイベントがスタートして、会場にはすでにたくさんのお客さんが。
今回のイベントは生ビール祭りということで、各メーカーの生ビールを存分に飲んでおいしい料理を食べてもらうというのが趣旨。
毎年こうしたイベントをホテルが主催して好評を得ているようですが、これまでも余興としていろいろなジャンルの音楽をステージで披露していたそうです。
しかし広い会場でステージと客席にはどうしても距離が生まれてしまい、せっかくのパフォーマンスもうまく伝わらなかったことが多かったそうです。
そこで会場を練り歩きながら演奏できる我々に白羽の矢が立ったわけです。
GGはここ数年ギターにワイヤレスシステムを導入し、無線を利用してサウンド出力しながら演奏が可能な体制でライブを行っており、今回のような広い会場でも問題なく動き回りながらプレイできます。
今回の会場も結構広かったのですが、ワイヤレスの電波が途切れることなく会場の隅々まで練り歩くことがサウンドチェックの時に分かったので安心でした。
19:00ごろ、いよいよGGの出番です!
ステージに板付きじゃなくて、会場の横のドアから突然現れるという登場の仕方で、お客さんも最初は何が起きてるのか分からない感じでした。
1曲目を練り歩きで流し演奏し、ステージに上がってKGのMCが入り2曲目コーヒールンバ、3曲目Volareと聞き覚えのあるナンバーを演奏。これでお客さんも「ああ、なるほどこういうバンドね」と理解してもらえたと思います。
4曲目は地元出身のAlbertoさんがジプシーキングスのバラード「Un Amor」を披露。
彼はあえて今回のイベントに出演するということを告知してなかったようですが、当日は彼のことを知る人も結構いて、あちこちから「アルベルト!」と掛け声が飛んでました。
その後も有名どこのナンバーを演奏して、時にはステージでしっとりと、時には会場に繰り出して練り歩きで盛り上げたり、まあまあバランスよくパフォーマンスできたかと思います。
おなじみの誕生日ソングでは広い会場で3名ほどお祝いさせて頂きました。
今回バースデーカードの代わりにオリジナルCDをプレゼント!
1時間ほどのステージを終えて一旦休憩。
アルコールもほどよく回った第二部は約20分ほどの演奏。
Albertoさんの弾くジプシーキングスのGalaxiaで始まり、ノリノリのナンバーで攻めていきました。
GGのオリジナルで、ニューアルバムの1曲目を飾る曲「Sera Sera」は、途中でなんとなく「ラッセーラッセーラッセーラー!」という掛け声が入ってるのですが、これって考えてみたら青森ねぶた祭りの掛け声なんですよね。
まったく意図してなかったのですが、せっかく青森に来たのだからこれはやらないといけないということでラッセラーしたところ大変盛り上がる結果となりました。青森に来たらマストな曲になりそうです。
最後はオリジナルの定番ナンバーとなったVuelaで締めて、その後ありがたくもアンコールを頂き、演奏した曲は「ホテル・むつグリーン」。そう、あの名曲のあの部分を少し替えて披露しました。
そんなわけで初めてGGのステージを見る方ばかりでしたが、大変喜んでいただけたようで、終演後にも好意的な感想をたくさん頂きました。
「また来年も来てね~!」という声もあり、なんともうれしい限りです。
↑ステージに立ってるのはライブの半分くらい。あとは会場を練り歩いておりました。
ライブは大成功!また来年につながる・・・かな?
会場を後にして、バンドメンバーと主催者のホテルの社長さん、そしてイベントを仕切ってくれた常務さんと一緒に会食。おいしい食事とお酒を用意して頂いて感動です。そしてライブも成功に終わってとても喜んでいただけたようです。なんとなく話の流れで来年にもつながりそうな感じです。
打ち上げもそこそこに、翌日は宮城県の女川に向けて早朝出発なので早めに切り上げることにしました。
むつグリーンホテルの皆さま、Albertoさん、そして会場に足を運んでいただいた皆様、どうもありがとうございました!たぶん、また来年お会いしましょう~(^^♪