今年2年ぶりの来日を果たしたGipsy Kingsですが、オリジナルのメンバーがNicolasとToninoのみで、あとは彼らの息子や孫などが参加。最近はこのメンバーでのツアーが定番となっています。
他のオリジナルメンバーはいったいどこで何をやっているのか、というのがファンとしても気になるところです。
たまにアップされるChico & the Gypsies関連の動画を見ますと、その答えが明白です。
Chico & The Gypsies - Red Pigs Festival 2017
あれ?なんだかメンバーが増えてる気が・・・。
左から、Rey Baliardo、Kassaka、Joseph、Canut Reyes、Patchai Reyes、Kema、Pablo Reyes、Mounin、Chico、Tanne。
総勢10名という大所帯。
太字で書いたCanut、Patchai、Pablo(Paul)が最近本家Gipsy Kingsのライブに登場しなくなった3人。
いつの間にかにChicoのグループに合流していたんですね~
Canutは去年くらいからすでにチコジプに参加して、来日も果たし、ファンとしては涙モノの出来事でした。
毎年恒例となっているチコジプのBlue Note Tokyoでのライブですが、今年はもしかしたらCanutに加えPatchaiとPabloも加わっての半ジプキン(?)が成立するかもしれません。
この動画ではこの3人+Chicoがフロントに並び、かつてのジプキンライブを少しだけ彷彿とさせます。
↓
Pena Penita -Olympia 6 2017 Chico et les gypsies +Canut Patchai et Paul Reyes(ex gipsy king)
パチャイ、めっちゃ歌ってるし。
昔からのジプキンファンとしてはこの場にNicolaとToninoがいたらバッチリなんだがなーと思いますが・・・それはもう叶わぬ夢なんですかね~。
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かつて父親とともに結成していたJose Reyes y Los Reyesがグループ名をシンプルにLos Reyesに変更した時のこと。親戚のReyes家とToninoらのBaliardo家が絡み合ってメンバーが目まぐるしく変わるという時期がありました。
そんな折、Gipsy Kingsがメジャーデビューを果たし、世界的な成功を収めていくわけですが、Canut、Patchai、Pabloの3人はLos ReyesとGipsy Kingsのどちらにも参加し、行ったり来たりしておりました。
またある時はGitano Fmailyのアルバムに仮名を使って参加していたりなんてことも。
Gipsy Kingsが成功を収めた結果、その後この3人はGKメンバーとして定着するようになったわけですが、もしかしたらLos Reyesがもっとメジャーになっていたらそちらにずっと在籍していたのかもしれませんね~。
一方、NicolaとToninoが中心となっている今のGipsy Kingsはかつての勢いが収まり、ツアーなどでの売り上げも以前に比べて減少したのではと思います。(この前の来日公演も満席じゃなかった。)
一方チコジプは若手を起用し、どんどん新しいことに挑戦しカバーアルバムも出しまくり、今が盛りと仕事もジャンジャン舞い込んでいる状況なのだと思います。
そこに目を付けた(と言ったら語弊があるかもですが)3人がChicoに言い寄って再び仲間として同じステージに立つようになったのでは、というのがうっすらと推測できます。
もともとジプシーな彼らはグループという概念以前にファミリーという結びつきを重視する傾向があります。
だからGipsy Kingsというグループのメンバーであるという意識は薄く、ファミリー内でいい感じに動いているところに参加する、くらいの考えなのではないでしょうか。
その辺のことはこちらの記事をご参考ください
何はともあれ、今年もチコジプの来日があるとしたらどのようなメンバーで構成されるのかが楽しみなところでもあります。
しかしオジサマたちがたくさん入ってきてJosephやMounin、Kassakaなどの若手は少し肩身が狭くなっちゃってるかもしれませんね~。笑
舞台裏で遊ぶオジサマたち
↓
PALOMA BLANCA- REY BALIARDO .-CANUT PATCHAI ET PAUL REYES.-JOSEPH GAUTIER20170607192155