21日はNico&the Gipsiesのライブでモーションブルー横浜に行ってきた。
NicoとのライブでMarioやKiko、たまにLuisとPacoもゲストとして参加していたが、今回はKGも加わり、実質Nico+Gipsy Grooveという初の構成に。
この豪華メンバーが話題を呼んでか(?)当日は広い会場にも関わらず満員に近いお客さんに来て頂き、とてもすてきな夜となった。
Nicoは10年以上前のGG忘年会ライブの際に初めて登場し、その後井の頭公園とかでストリートライブを一緒にやったりした覚えがある。
その後しばらく会わない時期があったが、その間に彼は本格的な音楽活動を始め、本場南フランスやアメリカのGipsy Kingsツアーにも足をのばし、いろいろ経験を積んで歌唱力を極めていった。
今では地元の福島県を拠点にして各地でライブ活動を行うほか、郡山で自身のプロデュースするバー「Bar de Nico」を運営し、定期的にライブを行っている。
歩んできた道はちょっと違うけど、音楽を愛する気持ちは一緒だ。
ストリートで一緒にやった時のことはもう忘れてしまったが、こうやって時を経てみんな揃ってこんな素敵な場所で演奏できたことをうれしく思う。
・・・と、ここまでが美談。
―当日。
セットリストはライブ開始の5分ほど前に二転三転して決定。
しかも今回はKGも歌うためキーを変更したり、曲の途中でアレンジしたり。
もちろん事前のリハなどない。
これがジプシー流、Nico流と言えばそれまでだが。
毎度のことでMarioやKiko、Luisなどはある程度承知している。
しかしこの日初参加のベーシストさんやドラム、同じく初参加のKG、そしてゲストダンサーのヌーラさんたちはちょっと困惑気味だった。
いざライブが始まり、慣れている曲はばっちり演奏が決まった。
しかし慣れていない曲やベーシストさんが初めてやる曲などはちょっとスリリングな感じだった。
モーションブルーなんだけど、こんな演奏でいいのかなー。と思いつつも、まあNicoのライブだからなー。と変に開き直ってみた。
セットリストで決めた曲順通りにならないこともたまにある。
アンコール用にキープしておいた「A mi manera」をKG、Mario、Nicoの3人が歌うバージョン。
これを2部の最後の方で突然やると言いだした。
まあ、いいんだけど・・・。アンコールはどうすんだろ?
と思いつつも演奏してフィナーレを迎えた。
一旦メンバーははけて、ステージ上にNicoとMarioだけ登って2人だけで演奏。
あ、このまま終わりなのかなと思って楽屋でのんびりしてたら再びメンバーの召集が。
やる曲あるのか?思ったが、案の定ネタ切れで、何をやるのかと思ったら松○しげるの名曲「愛のメ○リー」をやるという。
これはMario以外誰もやったことがない。
仕方ないのでNicoのギターを見ながらコードをチェックし、本番とは思えないような演奏を披露することとなった。
ようやくコード進行を把握したと思ったら、まさかの転調!
こうなるとお手上げなのであとはもうエアギターを弾くことにした。
Kikoなどは始めからギターPAをOffにしていたらしい。それも賢明だ。
まあそんなこんなでドタバタしつつも無事にライブは終了。
メンバーのアタフタぶりとは裏腹に、お客さんからは盛大な拍手と歓声が。
うーん、これもNicoの歌唱力のおかげなのかな。
別にバックミュージシャンいらないんじゃ・・・?と思ってしまうが、彼としてはみんなで大勢でやるのがジプシー流とのこと。ま、楽しければそれでいいのだ。
こんな感じで毎度のことながらスリリングな展開のライブとなったが、これはこれで楽しい。今後もGipsy GrooveはNicoとこういった感じで関わって行くと思うけど、今度はGGプロデュースでNicoをゲストして何かやろうかな。
当日ライブに来て頂いたみなさま、関係スタッフのみなさま、ありがとうございました!
そして誘ってくれたNico、ありがとう!
***
トップの写真はリハの時の模様。facebookから。
リハの写真その2
終演後。左はドラムのショウタ君。ダンサーのヌーラさんと一緒に。
Pacoがいないが、彼は日ごろの疲れがピークに達し、アンコールの時から楽屋で起き上がれない状態に。