事後報告になっちゃいますが、ジプシールンバギタリストのMarioが先日テレビに出演しました!
SNSなどで告知していたので実際にご覧になった方も多いかと思いますが、NHK eテレ(教育テレビ)の金曜夕方(再放送は土曜の朝)に放送されている「ムジカピッコリーノ」に登場しました。
今回はそれをネタにお伝えします。
ムジカピッコリーノとは?
子供向けの音楽番組で、出演者は冒険をしながらいろいろなジャンルの音楽に触れて、実際演奏を披露するという番組。
ワタクシLuisはこの番組のことを知らなかったのですが、小学生以下のお子さんがいる家庭ではよく知られた人気番組みたいですね。
Gipsy Grooveに出演オファーが来た
4月中旬くらいですかね、この番組を制作している会社から直々にオファーを頂きました。
当初は3人くらいで演奏というお話もあったのですが、結局一人だけ出てもらえればOKという話になり、Mario氏に出てもらうことにしました。いや、なんかほら、彼、テレビ映えする風貌じゃないですか。
当日はMarioが出演、僕は付き添いという形でNHKに行くことになりました。
撮影当日の朝にハプニング発生
ゴールデンウィーク某日、いよいよ撮影の日。
朝の11時くらいにNHKに直接行く予定でした。
ところが!
早朝5時くらいにMarioからLINEが入ります。
「歯が痛くて仕方なくて、あまりに痛いので自分で引っこ抜いたら余計ひどくなった!Luis、今日代わりに出てくれない?」
「はっ!? 歯っ!?」
ナニをやってるんだー!
歯が痛むってのは前から聞いてたのですが、まさか撮影当日の未明に自分で引っこ抜くとは!!
アーティストのやることは時に一般常識から大きく逸脱する。
どうやら神経を痛めてしまったらしく、口が血だらけになり、朝一に急患で歯医者に行ってくると言う。
だ、大丈夫なんだろうか??
Luisは手ぶらで行こうと思ってたのですが、仕方ないのでギターを持って行くことに。
え、っていうか、テレビに映る心の準備が・・・
そこへ再びMarioからLINE。
「氷で冷やしてたらだいぶ良くなって来た。でも一応病院行くので間に合わなかったらよろしくー」
おいおい!
まあでも快方に向かってると言うことで少し安心しつつも、ギター持参で渋谷のNHKに向かいました。
11時ちょっと前にLuisはNHK到着。
するとMarioから連絡が。
「病院行って来た。ちょっと遅れるけどなんとか大丈夫そう」
ぬおーっ!良かった!
NHKの入口で出迎えて下さったスタッフの方としばし談笑していると、15分遅れでMario到着。
未明の修羅場の後だったので若干やつれた感じだが「大丈夫・だいじょーぶ!」とあっけらかんとしておる。
まぁ、何はともあれ無事(?)到着して良かったです。
撮影は順調に完了
テレビの撮影なんて初めてだったのですが、こういった音楽番組の場合、最初に音をレコーディングし、そのあとその音に合わせて映像を撮るという流れに。
レコーディングスタジオはプロの機材が並んだ本格的なスタジオ。
ここで交響楽団の演奏などもレコーディングしたりするのかな。
この日は別の放映日に出演するミュージシャンも来ていて、彼らのレコーディングが終わってからMarioの出番となりました。
もう一組のミュージシャンはドラマーとエレキのギタリストでしたが、いずれもプロで活動されている方。演奏もバッチリでしたが納得がいくまで何度も録り直していたのがプロっぽいなーと思いました。
そしていよいよMarioの番。
指定されたジプシールンバの初歩的な弾き方、そしてできるだけ超絶な弾き方でデモンストレーション。
何度も納得いくまで録り直し・・・という感じではなくほぼ一発か二発で終了。さすが。
うーん、Luisが代わりに出ていたらこうもスンナリ行かなかったかもしれないなぁ(汗)。
レコーディング終了後に食堂に向かう。よくわからんが歯は大丈夫らしい。
NHK内の食堂でのランチを挟み、今度は録音した演奏に合わせて映像撮り。
別のスタジオに移動し、撮影準備が進められました。
このときも音のレコーディングと同様、もう一組のミュージシャンたちを先に撮影し、続いてMarioの出番。
この待っている時間が妙に緊張するんです。
いよいよMarioの撮影。
音を流してそれに合わせながら映像を撮っていくのですが、これもしっかりリズムを把握してないとバラけちゃって難しそう。
しかしMarioは持ち前のリズム感で割と難なくこなしていきました。
指をグネグネしたりする演技が入るのですが、それは少し苦戦してました(笑)
そんなこんなで、なんとか全ての収録が終わり、NHKを後にしました。
朝はハプニングに見舞われましたが、なんとか終わって良かった〜〜
まあLuisは見ているだけで何もしませんでしたがw
収録の様子を記録しておいたので、メイキングビデオ風にどうぞ!
痛みに耐えてよくがんばった!
放映の日。編集でうまくまとめられていた
SNSで告知したり知人友人に伝えていたため、見てくれた人が多かったようで反響もそれなりにありました。
Marioの出番は実質1分くらいにまとめられてましたが、うまいこと編集されててとても分かりやすいジプシールンバギターのレクチャーになったんじゃないでしょうか。
この回は出演者たちがリズムを打ち鳴らしながらギターとかウクレレを弾けないかな?という挑戦の回。
ジプシールンバはまさに弦を弾く音色とボディーを叩く打撃音が一緒になった音楽で、コツさえつかめば誰でも楽しめる音楽です。
また、パルマの裏打ちなんかも紹介されており、僕らがいつもライブでレクチャーしていることが盛り込まれた構成になっていたのが面白かったです。
出演者さんたちは毎回そのジャンルに関係のある音楽をみんなで演奏するのですが、この日はGipsy KingsのVolareをやってましたね。
そして最後にこの音楽を世に広めたGipsy Kingsを紹介するコーナーがありました。うまくまとめられており、子ども向けとはいえ、とても興味深い作りになっていました。
放映画面を撮った映像があるのでどうぞご覧あれ。ワンセグ放送なので映り悪しですが。(Marioの出番は3:30くらいから)
この番組を見て少しでもジプシールンバに興味を抱き、Gipsy Grooveの存在を知っていただけるきっかけになったらうれしいなあと思いました。