フラメンコバイラオーラのマミーニャさんからお誘いを受け、4/29のみどりの日に福島県南相馬市で開催される春祭りイベントに参加してまいりました。
マミーニャさんたちのフラメンコグループは数年前から毎年この南相馬を訪れ、仮設住宅などを周ってボランティアで慰問ライブを開催してきたそうです。
被災地の皆さまに楽しんでもらいたい、元気を出してもらいたい、との気持ち一つで続けてこられたのは本当に素晴らしいことです。
今回は住民の方が多く集まる春祭りイベントでのステージとのことで、Gipsy Grooveも盛り上げ隊として初参加することに!マミーニャさん、お誘いありがとうございます!!
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今回のGG参加メンバーは、KG、Luis、Kiko、Rioの4人。
KGはもともとフラメンコの歌い手としても参加していたため、そのつながりでGGにも声がかかったという経緯があります。
南相馬へはKikoの運転する車で向かいました。
夜中の2時に出発して、無事翌朝には現地へ到着しました。
ずーっと運転のKiko、お疲れ~~!
控室ではたくさんのフラメンコな皆さまと和気あいあい過ごさせてもらいました。
午前11時からフラメンコとGGによるステージが始まりましたが、会場の公園広場は既にたくさんの人たちでにぎわっておりました。
一時は天気が危ぶまれましたが、強烈な晴れ男・晴れ女たちが力を発揮したのか、見事な快晴!
心地よい風が吹く絶好の野外ライブ日よりとなりました。
さてさて、フラメンコの皆さんによるすてきなステージの後、Gipsy Grooveの登場!
今回フラメンコギタリストの池川寿一さんにリードギターを急きょお願いしたのですが、ほとんどリハをする時間が無かったにも関わらず、バッチリ的確なリードを弾いてくれました。さすがやな~~!
池川さん、ありがとうございました!!
昼を挟んで第二部のステージも同様に盛り上がりました。
フラメンコステージではセビジャーナスをみんなで踊ろうというコーナーもあり、お客さんと混じって踊ったのが楽しかったです^^
滞りなく我々の出番も無事終了し、ステージは大成功だったと思います。
関係者の皆さま、どうもありがとうございました!
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帰りはそれぞれ別の予定があったりしてバラバラだったのですが、池川さんとKGとLuisの3人は郡山方面へ向かうという関係者の方の車に同乗していくことに。
しかし、進んで行った道の先が・・・「帰還困難地域」の封鎖ゲート・・・あわわ。
うっかりしてましたがかなりヤバいところに踏み込んでしまったようです。
すぐ南相馬まで引き返して、結局福島駅まで送ってもらいました。
その道中は除染された土が入った黒い袋があちこちで山積みになっているところがあったり、更地のまま放置された場所があったり、震災後(原発事故後)の爪後がいまだに深く残る地域を車で通り抜けて来ました。
ここに人が安心して戻ってこられるのは、いったいいつのことになるんだろう、ととても悲しい気持ちになりました。
地震が起きなければ、津波が来なければ、原発を作らなければ・・・と言っても実際に起こってしまったことは元に戻せません。
目の前の現実を直視して、一人ひとりの持てる力で一つずつクリアしていかなければいけません。
僕らは音楽やダンスで被災された皆さんを元気づけることが一つの使命だと感じています。
明日何が起きるかも分かりません。今それぞれがやれることをそれぞれ無理ない範囲で進めて行くしかないのです。
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ちょっとモヤモヤしてしまったので、東京に向かう新幹線の中ではプチ打ち上げ開催!
たくさんの生徒さんを抱えるギター教室を主宰する池川さんの経営哲学(と言ったらおおげさですが)を聞かせてもらったりしました。
彼も震災後に人生観が変わったと語っておりました。そして自分にできることをやろうと心に決めたというところがかっこいいです!
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Gipsy Grooveとして、出来ることは何だろう・・・
いろいろと考えさせられる遠征でございました!!
↓動画エディタアプリでダイジェスト映像を作ってみました。